代表者挨拶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもお世話になっております。

2023年度は、練習、対外試合、公式戦等を含め、ようやく新型コロナウイルス出現前のレベルに近い活動を行うことができ、皆さまのご協力に感謝申し上げます。加えて、コロナウイルスへの対応だけでなく、熱中症対策、交通安全等を含め、選手の安心、安全を十分に勘案して活動するという方針も浸透してまいりました。

東京都八王子市のみなみ野の地を中心に10数名の部員と数名のコーチで立ち上げたみなみ野サッカークラブは、小学1年生から6年生まで約100名の部員とともに、ボランティアコーチ、そして保護者の協力で、2023年には25週年を迎えることができ、昨年12月に開催した25周年記念行事のOB会と学年交流会には、多くのOBの方々も来ていただき、在籍している選手たちと交流を深めることができました。

2013年には、当クラブ出身のプロ選手も生まれ、また、最近では、Jリーグチームの下部組織で活躍している選手も増え、それにもまして、中学、高校、大学で、また社会人として、多くの卒団生がサッカーを続け、またサッカーを楽しんでくれており、また、サッカー以外の他の活動を行っている方も含めて、25周年記念行事に来てくれたOBには、下記のみなみ野サッカークラブの方針の成果を感じることができ、うれしく思います。

みなみ野サッカークラブは、保護者による運営、指導資格を有する多くのボランティアコーチによる指導で、目の前の勝利にこだわらず、子供たちの「個」の成長を願い、“Players First”で、小学年代の経験を次の育成年代、将来につなげることを理念として、子供たちとともにコーチも常に勉強しながら(時には、子供たちにいい環境を与えるための試行錯誤も繰り返しながら)、チャレンジしていくという指導方針を設立当初から継続しています。そして、子供たちにも、前向きにサッカーに取り組み、積極的にチャレンジする姿勢を養う。個々の技術(スキル)の向上をはかるとともに、多くの選択肢をもち、自分で判断し考えることができるように指導しています。加えて、自分に関わるすべての人をリスペクトする精神を養うことを重視しております。

また、みなみ野サッカークラブで初めてサッカーを子供たちと経験することになったボランティアコーチの方々も、コーチをやめてもO-40O-50O-60のカテゴリーでサッカーを楽しんでいただいています。私自身も最近はO-60のカテゴリーでプレーをする機会も増え、生涯サッカーを楽しんでいきたいと思っております。

2011年以来、東京都の事業として被災地交流事業(石巻のサッカークラブとの交流事業)は2022年度で終了しましたが、2024年度には八王子サッカー協会独自で、被災地交流事業を再開することになり、これまでと同様、みなみ野サッカークラブで石巻の子供たちをホームステイで受入れ、サッカーやホームステイを通しての交流を、みなみ野サッカークラブの選手たちも楽しみにしております。

最後になりますが、八王子だけでなく、多くのクラブで少子化の影響を受け、統廃合も進んでいる中、みなみ野サッカークラブとしても、今後を見据えた対応を始めなければならない時期に来ているのも確かです。これについても、保護者の方々、また、近隣のサッカークラブ、八王子サッカー協会等とも連携を取りながら、サッカーを楽しむ子供たちを増やしていけるよう、本課題への対応について検討を始めておりますが、本年度もより具体的な形になるようさらに検討を進めていく予定です。加えて、2024年度も、サッカーだけに限らず、引き続き地域の皆様を含め多くの仲間を増やしていきたいと思いますので、今後も、皆様には多分にご協力、ご支援をいただくことになりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

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みなみ野サッカークラブ

コーチ代表 上嶋 康秀